2013年6月22日土曜日

本当の情報社会へ

IT革命を経て、今、時代は情報社会と言われています。
インターネットによって、私たちは簡単に世界中の情報にアクセスできるようになりました。
溢れかえる情報、選択肢。
便利な反面、情報の量、スピード、複雑さに振り回されているのが現状です。
それに疲れ果て、以前の時代へと回帰しようとする動きも出ています。
しかし、否も応もなく時代は進んでいきます。
この複雑混沌を極める時代を整理整頓し、新しい時代へと向かっていくために、
私たちはどんな情報と出会えばよいのでしょうか。
一体何を知り、何を実践し、何を希望すべきなのでしょうか。

まずは何をどう考えればよいのか、考える方法を知る必要があります。

人は考える存在です。

何かを考えるように初期設定されているのです。

ではこの考えはどこからどのようなメカニズムで来るのでしょうか。
そして何のために考えるのでしょうか。

今までの時代では、5感覚脳で認識した現実画面を絶対と思い、
そこから反射的に考えてきました。
しかし、以前もお話ししたように5感覚脳で見るこの現実画面は絶対ではありません。
脳の認識メカニズムには癖があります。
 ①部分だけを取る
 ②違いだけを取る
 ③過去のイメージと繋げて取る
乃ち、私たちは事実をみているのではなく、条件付けられた相対世界を見ているのです。
それを理解しないまま、自然に見え、聞こえる物事に対して何の意志も働かせず、
反射的に考え、行動してきた結果が今の現実です。
この動物的な反射による思考、行動の繰り返しをストップさせる時が来ています。


そのためには条件によって変化する相対世界と、条件によって変化しない絶対世界との関係性を知る必要がります。

その関係性を明確に理解し、活用・応用できるようになった時、
5感覚脳で反射的に考えてしまう初期設定を解除することができます。
考えの支配から自由になると、全ての存在は情報で見えてきます。
絶対世界からこの相対世界に生まれ、存在するようになったその素材、メカニズム、目的が何なのか。
全ては情報の塊です。
この情報を解析し、活用していく時代こそが本当の情報社会です。


生き方に合わせて考えるのではなく、
考えた通りに情報を選択し、編集デザインして生き方を創っていく。

そんな最高に楽しい情報社会が目の前まで来ています。