東京に、60代のオジサマのお友達がいます。
ちょっと変わった形のメガネをしてるんですけど、不思議と似合うんですよね。
オジサマを表現するのに何なのかもですけど、真っ直ぐでキレイな瞳をしてはります。
そんなオジサマとの出会いは、1年前に博多のドトールで。
隣の席で、エネルギー問題に関する資料を読んでおられました。
面白そうな資料を読んではるなと気になって声をかけたのがきっかけです。
液化天然ガス(LNG)を取り扱うお仕事で、東京から出張で来られていました。
読んでいた資料については納得。
オジサマはとても気さくな方で、声をかけられたことに少し驚きながらも、自然と会話が続いていきました。
私も、オジサマが父と少し面影が似ていたので、勝手に親近感が湧いて。
日本のこと、エネルギー問題のこと、ご家族のこと。
結構長いこと話しましたね〜。
びっくりしたのは、ドトールに来る前に私は違うカフェにいたんですけど。
なんと、そのカフェはオジサマが今から行くところでした。
そんな近場のメジャーなカフェじゃないですよ。
私もその日初めて訪れたカフェでしたし。
こんな偶然ってあるんですね。
そんな不思議なご縁から、時々メッセージをしたり、関東に行った時にご飯を一緒にしたり。
今日はまた福岡に来られていたので、久々の再会となりました。
オジサマはここ数十年の日本の変化に寂しさを感じているようでした。
会社は家族のように和気あいあいとした雰囲気がなくなってしまっているとか。
日本の経済に関しても、今まで製造業で成長してきたけれど、もはや技術的にも厳しく、製造業ではこれからの経済が立ち行かないと。
経済が回らないと、若者たちは元気がないし子どもも産まないし。
人口減少によって日本が衰退していくことを憂えてはりました。
私たちは、認識技術によって日本から新しい技術、職業、産業を創り出そうとしているんです、
Nohさんは韓国人だけど、21年前からずっと日本の可能性を伝えているんです、
そんな話をすると、こんな若者たちがいるのが嬉しかったんでしょうね。
ぜひ、がんばってほしいと、力強い瞳で言ってはりました。
ランチをご馳走してくださったので、お礼にNohさんの著書「〜宇宙一美しい奇跡の数式〜0=∞=1」をプレゼント。
本の感想を語り合う時が楽しみです。
にしても、側から見たら不思議な組み合わせの不思議な会話でしょうね(笑)
世代を超えて、地域を超えて、職種を超えて、利害を超えて、
ともに語らいあえたひと時が、私にとってはとても嬉しく貴重でした。
こんな出会いとご縁をどこまでも広げていきたいと、心から思います。
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ランチしたANAクラウンプラザホテルの筑紫野、おいしかったなー。 |