2015年10月31日土曜日

出会いの重なり

福岡もすっかり寒くなってきました。
風が冬の香りを含んでるなあと、季節の変化を楽しんでいる今日この頃です。

最近は11月21、22日の日韓交流フェスティバル”Nuritsyo!”へ向けて、まっしぐら。
毎日街中の人に案内しています。

そうすると色んな出会いが重なってくるから面白いですね。

出会った子が、以前知り合った子と同じ専門学校だったり。

博多駅で出会った子が、数日後に天神で出会った子と同じサークルだったり。

違うメンバーが同じ子に声をかけたり。

タイ好きな子に出会ったら、その後タイ人に出会って、
さらにその後タイのイベントが開催されていたり(笑)

出会いが重なる。
想いが重なる。
心が行き交う。

そんな動きをもっともっと起こしていきたいです。

情報社会の中で、多様な判断基準の中で、
境界線がありすぎて、人の心がどんどん内へ内へと入っていってしまっています。

心が動かない、
心が繋がらない時代。

全ての境界線を取り払って、自由自在に心が往来する世の中にしていきたい、
そんな思いを乗せた一言が、少しでもこの時代に響き渡ったらなと思います。



2015年10月22日木曜日

観点の障壁

日曜日に開催された日韓交流フェスティバル”Nuritsyo!”1day。

韓国からシム・ジェシンくんを初めとして3人のワカモノが来福してくれました。

ほんっとにいい一日だったな~。
感動で何度も泣きたいくらい心が動かされました。

韓国と日本って一番近くて遠い国と言われているだけあって、
真逆なくらい違います。

文化、コミュニケーション、考え方などなど。

例えば、ご飯で最後に一つ残ったおかず。
日本人だったら遠慮して食べないけど、
韓国人は食べたければ食べる、食べたくなければ食べない、とか(笑)

自国に対して誇りをもっているか、もっていないか、とか。

まずは違いを理解することが大切だなと改めて思いました。

どういう背景があって、なぜそのような判断基準、観点、思考方式が生まれたのか。
正しい正しくないではなく、まずはお互いの立場にたって理解すること。

日本と韓国だけでなく、何でも誰に対してもそうですね。
でないと話が始まりません。

今回、韓国のワカモノたちのナマの声を聞けて、
色んなぶっちゃけトークができたのが本当によかったです。

違いが際立って、境界線が明確に見えるからこそ、
そしてそこに対して理解があるからこそ、
その違いを疎通させよう、境界線を越えようとうする意思が生まれる。

そんなみんなの心の寄り合いが、泣きたくなるくらい胸をうちました。

同時に、普段日本の中では、
違いや境界線が曖昧にされっぱなしになっていることを痛感しました。

日本人は良くも悪くも心優しく争いを嫌います。
違いを嫌い、共有共感を好む。
みんなと同じになろうとする。

でも、わかるわかるー、という共感の言葉は本当に疎通に成功しているのか甚だ疑問です。

当然一人ひとりの観点、判断基準はみんな違います。
だから分かり合うって難しいですよね。
身近な人ほど、本当は一番遠い人に感じることってみんな意外とあるのではないでしょうか。
私はずっとそんな思いを抱いていました。
観点の問題を知るまでは。

観点の違い、不完全さを超えずして、疎通はありえません。

単一民族で、曖昧な文化の強い日本の中だけでは、この観点の問題に気付きにくいなあと、
韓国との交流を通して感じました。

だからこそ日韓の交流が、日韓の関係性の改善だけでなく、
日本の中での身近な人間関係の改善にも大きな貢献になります。

水面下に潜んでいる観点の障壁を突破して、本当の意味で大きく一つになっていく。

そんな感動のストーリーを日本からつくっていきたいと思います。



2015年10月17日土曜日

尊厳のニーズ

今日は久々に中洲川端あたりをブラブラ。
昼はお天気も良くて、あったかくてお散歩日和。
PM2.5がちょっとイヤですけどね。。。

友達と歩く中、道行くお兄さんに声をかけると、岡山から旅行で来たそう。

26歳でバツ2だって。

やりたいことは特になくって、平凡な人生がいい。
人間嫌い。面倒。
女の子は好き。

そんな彼に、26年間の人生で心から打ち込みたいと思ったこととか、そんな出会いとかなかったの?
って聞いたら、一度もないって。

自分はクズだから。

そんなことを軽く適当に答え続ける彼。
どこまでが本心か、本当かはわからないけれど、そんな言葉を26歳の男性に紡がせてしまう、今の日本社会の現状を突きつけられた思いでした。

彼は適当な返事をしながらも、どこか去るのが名残惜しげな様子で。

話を切り上げて帰る道すがら、
最近よく聞くロボットやAIの進化の話を思い出しました。
私が経営者だったら、彼よりも間違いなくロボットやAIを選ぶなって。

そっちの方が有能で、気が利いて、煩わされなくて、思った通りの反応をしてくれて。
毎日ストレスが多く、忙しない現代人が、生身の人間よりもロボットやAIを選択していく現実がまざまざと見えるようでした。

人間そのものが進化しないとダメな時代にきている。
でないと人間はロボットやAIに負けますね。
もうすでに負けているのかもしれません。

人間はそんなものではないって、
心の奥底にある強い尊厳のニーズを、早く目覚めさせていきたい。
心からそんな思いが湧いてきた出会いでした。





写真は博多駅で行われてた灯明ウォッチングです。
ウルトラの母が描かれていました。
なぜウルトラの母だったんだろー。
終わりの時には、スタッフの人たちが、灯明を一個ずつ吹き消していたのが心温まる思いと面白さで楽しかったです。
灯明のあかりって心和みますね。

Nuritsyo!~享受する時代へ~

11月21,22日開催される日韓交流フェスティバル”ヌリッショ”

・自由を享受する
・若さを享受する
・疎通を享受する

この3つをテーマに繰り広げられます。

ステキなテーマだなあと思いつつ、
自由も若さも疎通も享受することがいかに難しい時代なのかもひしひしと感じました。

当たり前に享受していいはずのことなのに。。。
当たり前にしていきたーいって、日々思いがつのります。

そんな時代にしていくべく、一人でも多くの人と一緒につくっていきたいなと、
今日も街で知らない人に声をかけていました。
毎度、良くも悪くも印象的な出会いが盛りだくさん(笑)

今日は専門学校の学生さんと出会いました。

彼女は、”特技がないから、一緒につくったりできません”って。

特技なんていらないよーって言っても

”いえ、自分は何もできませんから”の一点張り。

聞いてみると、絵の専門学校だとか。
絵ってめちゃ特技だと思うのだけど。。。

でも、彼女に言わせると、プロくらいにならないと特技とは言えないって。

それを20歳にもならない子が、淡々と語るのを見ると、胸が痛かったです。

特技とか関係なく、当たり前に自分に自信を持って、
当たり前にワクワクと色んなことにチャレンジして、
当たり前に人と繋がっていける、
誰もがそんな生き方を享受できるような時代に早くしたいと、心から思いました。

2015年10月15日木曜日

消しゴム

白紙に
心赴くままに、ペンを走らせる

色んな模様、色、形
心躍るままに、ペンを走らせる

赤でダイナミックに
青で涼しげに
緑で深さと爽やかさを
黄で好奇心を
黒で深遠さを
茶でぬくもりに満ちて

心高鳴らせて、ペンが走る

気づけば全部塗りつぶして
白紙の部分がなくなってしまった

消したくても消せなくて
もう一度描きたいのに描けなくて

消しゴムが欲しかった

もう一度、ペンを走らせたいから
もっと心を走らせたいから

消しゴムを探して探して

やっと見つけた
小さな小さな点の中に

宝物のように大切に隠されていた消しゴム

消しゴムをギュッと握りしめて
喜びあふれる心で
思いっきり消した

全部消した

そして、白紙に
心赴くままに、力強くペンを走らせる

色んな模様、色、形
心躍るままに、滑らかにペンを走らせる

赤は伝えたい情熱を
青は癒したい心を
緑は包み込みたい愛を
黄はともに創るワクワクを
黒は揺るがない意志を
茶は繋がっていく和を

消しゴムがあるから
何も怖くない
ためらうこともない

唯々楽しむだけ

心が行くままに

2015年10月14日水曜日

侍の恥5つ

日本の侍の精神は素晴らしいよと、よく観術創始者のNohさんは言われます。

21世紀の悟りは、侍の悟りだって。

Nohさんは韓国人なのに、なぜか子どもの頃から侍がとっても好きだったそうです。
6歳の頃に、ピストルを作った人を恨んでいたとか(笑)
剣が大好きで、ピストルができなかったら剣が負けることはなかったのにって、
すごく悔しかったそうです。
日本でもなかなかそんな子どもいないですよね(笑)

そんな日本の侍大好きNohさんが話す”侍の恥5つ”が私の心に深く残っています。


1,考えに負けること

2,先制攻撃をすること

3,勝った相手を恨むこと

4.負けた原因をしらないこと

5,同じ負け方をすること


サラッと書いているけど、めっちゃカッコイイと思いません!?
こんな人いたら惚れるな~(笑)

でもホンモノの侍はこんな精神をもっていたのでしょうね。
達人は半径1000Mまでが自分の皮膚のように感じ取れたそうです。
それくらい5感覚が鋭敏で、意識が研ぎ澄まされていたのですね。
相手を察する和の心にもつながるものですね。

体を極限まで鍛錬することで、
通常では超えられない観点の問題を感覚と実践で超えてきたのが侍ですね。

Nohさんはそれを論理とイメージで体系化し、
新しい言語の開発によって、誰もが理解、活用できるようにしたのがすごいなあと思います。

観点の問題をクリアすることで誰もが侍みたいなカッコイイ生き方ができる。
あ、侍でなくてもいいですけど(笑)
でも、それくらい可能性を開いて、自由な生き方が出来る次代が近づいているのを感じます。

早く、日本を呼び覚ましたい。


2015年10月6日火曜日

何にもなれない

子供の頃は
何にでもなれる気がしていた

社長
博士
ケーキ屋さん
パイロット
お嫁さん
ドクター
ピアニスト

生まれる前は
何にでもなれると思っていた

イモムシ
蝶々

宇宙が生まれる前は
何にでもなりたかった

ヒモ
素粒子
物質
植物
人間

何にもなれないから
何かになりたくて
たくさんつくってきた

何にでもなれる
それが本当のあなた

2015年10月3日土曜日

きのこみず

爽やかな秋へ向けて髪を切ったら、きのこみたいになってしまいました。

友達が、”きのこみず”と命名。

ほめ言葉と受け取っておこう。

美容師のお兄ちゃんが、

”人混み、疲れるんですよね~。
人間嫌いなんですよ。
それでよく美容師できますねーって言われるんですけど。”

ってサラ―っと話していました。

美容師の人って、話題を盛り上げようとするイメージが強いので、
こーゆー内容を平気で話すのは珍しいな~。
しかも、全然イヤな印象を与えないのが面白いお兄さんでした。

美容師さんって、毎日何人ものお客さんに会うし、
お客さんそれぞれみんな髪型が違うだけでなく、好みも判断基準も違います。
その都度、自分の判断基準をゼロ化して、
自由自在に相手の判断基準を理解する能力が必要になります。
それってなかなか大変だなあ。

私も観術を通して判断基準の仕組みを理解するまでは、
ものすごく人間関係に疲れを感じていました。

目に見えてわかる範囲ってほんの一部分だから、そりゃ大変ですよね
 ⇓


判断基準の仕組みを誰もがわかって、

人混みでも疲れない、
一対一でも疲れない、

そんな人間力、人間関係力を誰もが当たり前に持って、
安心して過ごせる世の中にしていきたいなあと思います。

2015年10月1日木曜日

スマート研修10期 スタート!

いよいよ明日からスマート研修10期が始まります。

日本オリジナルの認識技術”観術”を会得するこの研修の進化っぷりはすごいなと、
毎度感嘆してしまいます。

私は1年以上前に6期で行ってきましたが、今のコンテンツの進化を見ると、
6期の時は、石器時代並みになってしまった気がします(笑)

今回の10期では友達がたくさん参加しているのもあって、期待感、ワクワク感もひとしおです。

先日、スマート研修へ行く人たちの壮行会 兼 夢を応援しあおうの会を開催しました。
見知らぬ人もたくさんいて、新しい出会いとともに、色んな想いを聞けたのがよかったなあ。

印象的だったエピソードの一つで、ある男性が、

誰かがどこかで勝手に決めた約束事が土台になっている。
誰がいつ決めたかわからない境界線。
それを変えたくても、変える話し合いを持つことも、参加することもできない社会だ。
それはすごく窮屈な感じがする。

そんなことを言っていました。

確かにその通りだなーって。

社会のルールや常識って悪いものとは思いません。
むしろ集団で生きる社会には必要。

でも時代は常に変わる。
人の心が常に変わるから。
人との関係性も変わるから。

それならば時代の流れに合わせてルールや常識も変えていかないとダメなのに、
今の時代はそれがとても難しくなっています。

昔に比べ、IT革命から、スマホが生まれ、毎日半端でない情報量が生まれています。
現代人の2~3日で出会う情報量は、江戸時代の一生分に該当するのだとか。
そんな中で、何が正しいのか判断に確信を持つことはとても難しいですし、
色んなルール、約束事を覚えてそれに従うだけで精いっぱいになりがちです。

街中で色んな人と出会いますが、特に若者は心のエンジンがないし、
社会人は硬い顔をして一方向を見ている人がたくさんいます。

自分たちが生きている社会なのに、そこに関心を持てない。
社会どころが、目の前の人にさえ関心が持てない。
そのくらい人との距離が離れ、心が冷えきっている時代です。

グローバル化していく中で、人との協力体制が一番必要なことは、
多くの人たちが感じていることだけれど、それが一番難しいことになっています。

人と人の心が寄りあい、ホンモノの協力体制を組んでいける。
そのためには観点の問題を突破しないと不可能です。

全ての問題である観点固定を解除する認識技術”観術”。
それを最先端でマスターしてくるスマート研修10期の人たちが、
どんな進化を果たすのか、本当にワクワクです。