2013年9月4日水曜日

メタネットワーク

今、時代は大きな変革期にあります。

時代の流れを見てみると、全体主義個人主義か、
どちらか一方に集中しては失敗してもう一方へ、という動きを繰り返しています。

全体主義と個人主義の間の中道を行く道は、

一部では模索され試みようとした動きはあれど、実際に社会に大きく変革することはありませんでした。
なぜ中道を行くことができなかったのでしょうか。

中道とは、全体主義にも個人主義にもなれ、またそのどちらでもない自由自在な動きの状態です。
全体と個人を同時に成り立たせる動きを可能にするためには、
個々が条件・状況・環境に支配されない意志を立て、明確なビジョンを共有することが必要です。
そして、個人と全体との関係性を観ることです。

現代の教育は、暗記教育が主流で個々の能力、可能性を殺しています。
一方で、右脳開発、人間性教育などは現実の社会や人間関係の構築に活用しづらいのが現状です。

そもそも人間が何なのか、宇宙自然のメカニズムが何なのか、
なぜ考え、感情が生まれるのか、
考え、感情をどのように育み、使っていけばよいのか、
溢れる情報をどのように編集デザインして自らの人生を創っていけばよいのか、

こうしたことを教える教育は全くありません。
一見、能力向上や経済的な豊かさには繋がらないように感じるかもしれませんが、
これらの教育が実践されなかった結果が今の現状です。
急がば回れ、と言います。

人類500万年間に積み重ねてきたあらゆる規定、観念を全てリセットして、
ゼロから再創造する時に来ています。

条件・状況・環境に支配されない意志が立った個人が生まれた時に、今の行き詰った時代を突破するエネルギーが爆発し、未来へのビジョンを共有できるのです。

そうした個々の集まりは、絶対に裏切らない関係性を持った集団、組織となります。

揺らがない個性を持ち、かつ常に全体の観点を持てる。
個であり全体である動きそのものになれる。
そのスピードを観ることができる。

それがこれからの時代に必要とされる関係性、組織体系であるメタネットワークです。

今までは、お金を儲けるために物商品を流すネットワークを作ってきました。
これでは条件によって関係性が変わってしまい長続きしませんし、一部の集団に留まってしまいます。

まずはどんなことがあっても絶対に揺らぐことのない人間関係、ネットワークを構築し、そこに商品を流通させることで、経済が活性化していくのです。


意味・価値を追求する社会から、関係性を構築する社会へ。
高さ勝負の時代から、深さ勝負の時代へ。
物・技術の科学化だけでなく、人間の認識能力の科学化かされた時、
時代の両輪が揃い、新たなプレートへと進んでいくことができます。