2014年5月25日日曜日

教育、医療、経済の循環

最近、教育関係の場や人に接する機会がちょこちょこありました。
公的な教育機関の方たちや、独自のスタイルで学校をされている方たちなどなど。
一言に教育といっても色んなスタイル、ツールがありますねー。
勉強になりまっす☆

ただ、どこに行っても思うのが、
教育ていう世界は社会の経済の流れと切り離されているなーって。
私自身が属している医療界でもそうなのですが、
とにかくみんなお金とか利益とかいう考えが極めて弱い。

そんなこと考えてたら仕事なんてまわらない、
教育や医療はもっと投資されてしかるべき、
お金とかって問題じゃない、
とかとか。色んな意見あると思います。
私も医療現場にずっといるので、それもその通りだと思う。
でも、どうしたって教育や医療と経済は切っても切り離せないし、政治とかも絡んできます。

私が企業でいいなと思うところは、透明性が高いところです。
どうしたって利益を産まないとダメだし、
そのためには色んなムダを省いたり、
新しいアイディア、企画が求められます。
必然的に古いものは淘汰され、バージョンアップしていくものが残ります。
そのぶん、使えないって判断されたら容赦なく切り捨てられる。
お金にモノ言わせてワイロとか癒着とかウラで色んな取引もあります。
でも本来の企業って、個々の可能性を生かし、
社会全体のバージョンアップを起こすものだと思います。

そういう点で、教育や医療の世界は、利益を産まずとも日々問題なく過ごせてしまうので、
個々の能力の向上、組織のブラッシュアップがかかりにくい。
がんばっている人が評価されにくいのでモチベーションが上がらない。
自分の分野以外の人達との疎通交流も少ないので、
日々一緒にいる相手にいらだちや不安が募り、気遣いがどんどん増えていく。
結果、無駄がどんどん増えて、疲労感が増していく。
でも、お金や利益とかいった表面的なものにダイレクトに関わらない分、
人のあり方、心、生死、といった本質的なものを観る機会に恵まれています。

人が変わらなければ社会は変わらないから、

様々な社会問題の根本的な解決ができるのはやはり教育からだと思います。


今、教育、医療、経済に留まらず、あらゆる分野において行き詰まりを見せています。

それは社会が発展・発達していく中で、

細分化、複雑化され過ぎ、分離断絶してしまっているところに

大きな要因があると思います。

体も同じで、血液が回らなくなったところから病気になっていきます。
お金は社会の血液のようなものです。
今はあらゆるものが分離断絶してしまっている上、

人間よりお金の方が価値が高くなってしまっています。

お金は数値化できる強みがあるから、未来を決定する力があるし、
腐らないし場所もとらないので、無限に蓄積できてしまいます。

だから人やモノ、情報とのバランスがとれなくなって循環が起こらない。

しっかり全体に循環してこそお金の本当の役割が生きてくるし、社会が活性化していきます。

完全循環を起こすためにも、

人間一人ひとりの本当の可能性、価値を誰もが当たり前に理解、共有できるようになり、

分離断絶してしまったところに新しく道を建設する必要があると思います。

そして、あらゆる学問体系、医療分野、企業組織などがシンプルに統合できるか。

違いを超えて、融合し、シンプル化させたところから、

全く新しくコンプレクスを生み出せるか。

それがこれからの時代が発展していくキーの一つになると思います。

2014年5月23日金曜日

win-win、all-win

”win-win、all-winの社会をつくりたいんです”


そう言うと、
そんなの無理だよ、キレイゴトだ、
とか、
そんな平等はうまくいかない、
とかって言われます。

不可能だ、と考える方が確かに全うですね。
人類が始まって500万年の間、win-win、all-winの社会が実現されたことなんて一度もない。
そんな世界、誰も見たこともなければ、イメージできたこともない。
実現可能だとはとても思えない。

でも、win-loseとどっちがいいって聞いたら、
それはwin-win、all-winの方がいいってみんな言います。
じゃあ、なんでできないと思うって聞いても、
わからない、
人間ってそういうものだ、
って言います。

人間ってどういうものなんでしょう、
自分ってなんなんでしょう、
考え、感情ってどこからくるのでしょう、
うまくいかないのはなぜでしょう、
うまくいく人がいるのは何が違うのでしょう、
お金って何でしょう、
生きるって、死ぬってどういうことでしょう、
争いが終わらないのはなぜでしょう、
宇宙自然ってどういうメカニズムなんでしょう、
歴史文明ってどういう流れなのでしょう、

?は尽きません。
科学が発達し、物理数学の精密さ、精巧さはこんなにも素晴らしいのに、
私たちは地球の外にまで行けるようになったのに、
まだまだ疑問は終わらない。
誰にでも関係する身近な疑問ほど答えが見えない。

これだけ?だらけでは、そりゃー、win-win、all-winな生き方なんて実現不可能ですね。

そんなあらゆる?を超シンプルに整理整頓してしまうのが観術です。

絡まった糸を解くように、すっきりシンプルにしてしまう。
そしてシンプルな1本の糸を結び直していく。
コンプレックスもシンプルも自由自在。違いを生かすことも、同じヒトツになることも自由自在。

その全く新しい思考のパターン、理解のパターンが誰でもできるんだーってわかった時に、win-win、all-winの生き方が具現化できるって、私は附に落ちました。

人類500万年間、誰も見たことがない世界を創るチャレンジの時代ですね☆


2014年5月18日日曜日

親ってありがたい~

私の両親は素晴らしい人たちです。

最近しみじみ、親ってありがたいな〜と感じました。
それは親を見ていてとか、何かをしてもらってそう思ったのではなくて、
自分の中を見て気づいたんですね。

6月末からちょっと韓国まで行ってきます。
スマート研修という新しい人材育成プログラムの研修。
それを決断するにあたり、ま~色んな限界にぶち当たったわけです。
今のままでは本当の意味で人と出会えないし、深い関係性を築いていけないなあと。
”出会い”って出て会うって書きます。


自分の中から出る。

自分の観点の外に出る。


私がやっている観術という認識技術では、
"自分と自分の宇宙をゼロ化する"
と言いますが、これができないともう無理だな〜って。
そんなこんなで、総リセットしようとスマート研修に行く決断をしたわけです。

現実的に考えたら、仕事とかお金とか色んな問題もあって、
今は難しいんじゃないかって考えてもおかしくない状況。
でも私の心は行きたいって思っているし、
行くぞって決断したら、できないって思わないんですよね~。

振り返ってみると、今までも自分が心からやりたいって思ったことに対して、

決断できないとか、
達成できないんじゃないかとか、思ったことがないんです。

それってすごいなあって。

親がそういう風に、私が自分で決断、実行できるように育ててきてくれたからなんですよね。

そして心配しながらも、何やかんやと言いながらも、

私を信じて私の意志を尊重し続けてきてくれたんだなあって。


子供の頃は親がこうしなさい、ああしなさいということに反発も覚えたし、
自分が信用されていないからだって思ってたけど、
めっちゃ信用されてたんですよねー。
そんなことを自分の中の心の動きをみて気づきました。

今回の韓国行きも、ええっ!?って言って心配しながらも受け入れてくれました。
まあ、言い出したら聞かないと諦めているのかもですが(笑)

私が今こうして色んな新しいチャレンジができるのも、
親の教育あってのものだなあってしみじみ思いました。
面と向かうと、なかなか素直に気持ちを伝えられないことも多いですが、
そんな自分のパターンも韓国でリセットしてきたいと思います。
今から行くのがワクワクです♪

2014年5月15日木曜日

ニーズの大爆発

日経新聞で面白い記事をみました。

先進国において、需要が110兆円足りない需給ギャップが起きているという記事です。
景気は回復しているはずなのに、需要がなく物価があがらない。
→ http://mw.nikkei.com/tb/#!/article/DGKDASDC09008_Z00C14A5MM8000/

人の心は素直ですね。
先進国では物が有り余っています。
ちょっとした娯楽も一瞬の楽しみでしかない。
今の社会に人が心から欲しているものはもうないのですね。

お金を印刷してバラまいて。
なんとか経済を回しているけど、お金を使いたいモノもない。
使っても循環して活性化しない。
ただ消費して1%の裕福な人たちがますます潤うだけ。
その1%の人たちだって本当に幸せなのでしょうか。

別に悲観しているわけではなくて、客観的に見るとそうだし、
何が良し悪しとかではなく、資本主義の最終段階に来ている。

資本主義は資本主義として、個人の強化、自由競争の活性化を起こして、
世界はどんどんグローバル化していきました。
でもどんな主義も体制も変化していきます。
封建主義時代に生きていた人たちだって、まさか資本主義なんて時代が来るとは夢にも思わなかったと思います。

今、時代は全く新しい段階へとひっくり返る時。
資本主義を土台にしたプレートでできることはやり尽くしました
新しいニーズが生まれない。
アイディアが出てこない、やる気や感動が生まれない。
それでは未来にワクワクできません。

最近よく聞くのが、
発展途上国とか被災地に行って、現場を体験するという活動です。
色んな貧しさや厳しさをリアル体験することで、
いかに先進国の自分たちが恵まれているのかを痛感できたり、
先進国では失われがちなコミュニティ、繋がり、自然の大切さを思い出せたり。
そういう活動がとても大切なのは間違いないです。
ただ、それだけでは先進国の現状を打破できないと、私は思います。

時代のプレートを巻き戻すことはできません。
新しいプレートへひっくり返るために、ニーズの大爆発が必要です。
それは、心の世界にあると思います。

心、和、無意識、精神、

言葉は何でもいいのですが。
目で見え、耳で聞こえる範囲はもうやり尽くして開拓の余地がありません。

これからは5感覚で見えない世界を明確にイメージし、共有し、
現実に活用、応用していく時です。


今までは、物質文明だけがどんどん発達してきて、
言うなれば、車輪の片方だけが大きくなった状態。
もう片方の精神文明をこれから開拓して、両輪揃って進んで行く時だと思います。

無意識と意識を100%活用、応用できる精神文明。
そこにはものすごいニーズが眠っています。
そしてそのニーズを爆発できるのは、
一番心のセンスが発達している日本だと思います。


日本が今、危機的な状況なのも次のプレートへ向けて緊張状態だからじゃないかなと。
ピンチはチャンス~。
あとひと踏ん張りですね。


夜明けの前が一番暗いらしいです。
ホント今はそんな感じ。

2014年5月6日火曜日

自立

毎週木曜日の朝に開催される朝活 "ココロ感覚Switch ON!"
この朝活から一日が始まると、いつもより何倍も楽しい一日になります☆
起きれる限り、私も毎週参加しています(笑)


この前のテーマは"自立"でした。


私は子供の頃から自立したいってずっと思っていました。
だから大学は行ったけど、大学院には行かず社会人になって働きました。
社会人になることが自立することだと思っていたわけではありません。
ただ、学生のままでどうしたら自立できるのかわからなかったので、
とりあえず働いてみたら何か見えてくるかなと子供心に思っていたのです。

朝活で改めて"自立"についてシェアした時に、

そもそも"自立"って何なのか曖昧だなと気づきました。

人によってもイメージが違うし、

時代によって社会が求める自立の条件も異なります。

自立することが求められない時代もあったし。
昔の女性とか。

じゃあ、今の時代に求められている自立した生き方って何だろうって考えた時に、
ひとつ、思い当たった言葉があります。

"大丈夫"


日本人が当たり前に使っているこのセリフ、
実は孟子の論語にある言葉なのです。
観術開発者のNoh Jesuさんから教えていただきました。

"居天下之廣居、立天下之正位、行天下之大道、得志與民由之、不得志獨行其道、富貴不能淫、貧賤不能移、威武不能屈、此之謂大丈夫"


あまり詳しくは私もわかりません(笑)
私がわかるなりに受け取ったイメージは、

誰よりも広く、深い心の持ち主で、

お金にも力にも屈することなく、

たとえ一人であっても歴史文明の意志に沿って大道を貫く、

そんな意志が立った人を大丈夫という、


そう思いました。
Noh Jesuさんは、そんな大丈夫ていう言葉を当たり前に使っている日本はやっぱりすごいなあって、すごく感嘆してました。
日本人の私たちは当たり前すぎてわからないことも、
海外の人から見れば、すごいことがたくさんありますね。
日本、すごいなあって言われると嬉しいです。

いつの時代でも進化・発展は、常識がひっくり返ってしまうことによって起こっています。
一見すると、それは世の中の流れに逆らうこと
大きく見れば、時代の流れに沿っているし、世の中に貢献することだけど、
誰でも自分の知っている世界の外、新しい世界には抵抗するものです。
それでも自らの意志を立てて生きていくこと。
本当に民意を得ているなら、その意志は生かされますね。

"大丈夫"な生き方、カッコいい。