2017年10月15日日曜日

「出口のない海」 泣ける。。。

友達のススメで「出口のない海」を観ました。

皆さん、知ってます?
回天っていう人間魚雷です。
要は、特攻の海バージョン。

泣けました。。。

「永遠の0」や「男たちの大和」みたいなダイナミックさはあんまりなくて、号泣もしなかったですけど。
でも胸にきますね〜。

田舎から這い上がって、オリンピックに出ようとしていたのに、その夢も奪われた学生。
死を覚悟したのに、発射しなかった回天。死に場所を失った悔しさと、安堵も感じる葛藤。
国のために戦う子を見送りながら、「国とは何か?」と問う父親。

わー、思い出すだけで、泣きそうになりますね。

死ぬとわかっていて回天に乗った人たちは、どんな覚悟だったのか。
死ぬとわかっていて、回天を整備し、送り出した人たちはどんな心情だったのか。
万がひとつにでも生きて帰ってくるかもしれないと思いつつ、戦地に見送った家族は何を思っていたのか。
死を覚悟したのに、生き残った人たちは、どんな心を抱えていたのか。

死に行った人も、生き残った人も。
心身ともに困苦を耐え、生死に向きあい続けたその先には、後世に託した未来があったと思いまし。

もう二度と大切な人を失わないように、負けない日本になるために。
次世代へ残したたくさんの叫びがあった。



「出口のない海」でもその叫びが聞こえてくるようでした。

同時に戦後、その叫びがいかに掻き消されてきたのかも痛感します。
日本がどんな心で戦ったのか、引き継がれるべき意志が、戦後教育によって断ち切られています。
自分に自信がなく、生きる意味価値すらよくわからなくなっている人が増えている現代。
70数年かけて、日本人を弱くすることにアメリカは見事成功したわけですね。

当時の人たちはどれだけ、生きる覚悟、死ぬ覚悟を決断したでしょう。
今の自分は、日々どれだけ生きる覚悟、死ぬ覚悟を決断しているだろうか。

明日も明後日もあると思って、漫然と生きてますね。
悔しいなあ。
70数年前、託された未来は、こんなのではなかったはず。

生きる覚悟、死ぬ覚悟をもって、日々に向き合おうと、心改めた映画でした。


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〜認識が変われば、世界が変わる〜



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