2012年11月24日土曜日

歴史を知る

歴史を知ることは、自分を知ること、相手を知ること、社会を知ること。

どこから来て、今どこにいて、そして未来どこへ行くのか。

それを知ること。


今まで歴史をしっかり学んだことがありませんでした。
けれど先日韓国へ行き、なぜ韓国の人たちが愛国心を持ち、反日感情を持つのか。
その歴史を知った時、韓国の素晴らしさが分かり、とても楽しい時を過ごせました。

そして同時に今の日本の現状がよく見えました。
日本には本当に”国”という観点がない。
だから世界に対して日本がどうあるべきかがわからない。
それは即ち、世界に対して自分がどうあるべきかがわからない、つまり社会の中で自分の生き方・在り方がわからないということです。

それが分かった時、いかに日本が今、危機的な状態にいるかを痛感しました。
けれど同時にチャンスでもあるのです。

自国を誇るのは素晴らしいことです。
しかし、国という観点に固定されていては、あらゆる問題が解消されません。
歴史に囚われ、今ある問題に追われ、共通のVISIONが持てません。

グローバル化し、国の境界線が取り払われていく現代。
本当に国境を越えた繋がりをどう創っていくのか。
国という観点が曖昧な日本だからこそ、グローバル国家のモデルとなれるのではないでしょうか。

日本から新しい国家styleが始まる。
そう思った時、俄然歴史に興味が湧いてきました。
私たちはどこから来て、どこへ行くのか。
訳も分からず飛んでいる弓矢ではなく、
出発点と方向性が明確な、意思を持った弓矢となって飛んでいきたい。

新たな歴史の胎動が聞こえてきています。

0 件のコメント:

コメントを投稿