2013年5月12日日曜日

変化の本質とは

変化の本質とは一体何なのでしょうか。

多くの人が変化を望み、そして同じくらい多くの人が変化しないこと望んでいます。
変化するもしないも選択は個人の自由。
しかし歴史的に観た時、変化してきたからこそ、ここまで時代は進化・発展してきました。
もう少し正確に言うならば、変化を生み出し、それを秩序化させ、さらにその秩序を破壊し、変化を生み出してきました。
 変化と秩序
 創造と破壊
 カオスとコスモス
時代はこの動きをずっと繰り返しています。
すなわち、変化は時代の必然なのです。
そして、時代の変化は当然私たちにも影響を及ぼします。
その中で、私たちは何を知り(know)、何を実践し(do)、何を望めば(hope)よいのでしょうか。
何をどう変化させればよいのでしょうか。

 

変化とは、"どこからどこへ" という動きです。

つまり現在地と方向性が明確になっていなければ、変化は生み出せません。
特に現在地をどう規定するかで方向性は大きく変わってきます。
”現在地”、それは、”自分とは何なのか”、”人間とは何なのか”ということです。
人類は500万年間、あらゆる分野でこの命題を追求し続けてきました。
宗教・哲学では”神”としてその存在を分け、
物理数学ではひも理論、M理論まできたものの次が見えない状態です。
様々な学者、思想家、研究者が追及に追及を重ねてきてなお、なぜこの命題を解き明かすことができなかったのでしょうか。

それは”観点の固定”にあります。


観点、すなわち判断基準とも言えます。
人は誰でも判断基準を持っています。
そしてその判断基準は皆バラバラです。
しかし誰かの判断基準に統一してもロボットのよう画一化されてしまいます。
かつ完全・完璧な判断基準を持っている人は一人もいません。
それにも関らず、無意識に自らの判断基準が絶対だと思い込んでいるのです。

この判断基準の異質性、不完全性を解決する方法が、観点を次元上昇させる認識技術、"観術"です。

観術では論理とイメージを用いて、観点の次元を上げることで、全体を俯瞰することを可能にします。
例えるならば、迷路の中でスタートもゴールもわからないまま彷徨っている状態から、迷路から抜け出て全体を見ることができるのです。
全体を把握できるから、自らの現在地がわかり、そこから移動するも留まるも自由自在です。
観術によって、一人一人が現在地と方向性を明確に把握し、意志を持って人生を設計できるのです。
そうした人々の連帯により、今までと全く次元の違う生き方、勝負が展開されるワクワクした時代となります。

今、どの国においても先が見えません。
次の未来価値・産業が生み出せず、希望が持てない状態です。
この危機的な時代を突破して、新しい時代へとパラダイムシフトしていくためには、まず観点の次元をあげて、自らの、地域の、国の、世界の、時代の現在地を確認し、全てをリセットしてから、方向性を再セッティングすることが早急に必要なのではないでしょうか。


0 件のコメント:

コメントを投稿