2013年12月1日日曜日

メタ能力

面白いコラムに出会いました。
人材教訓関連の事業をしている若手の人。
誰かは忘れてしまいました(笑)

心に残ったことは”メタ能力”という言葉。
これからは一つの専門分野に長けているだけではダメ、
多様な知識・技術を繋げて、活かし合う能力が必要だ。
そんな感じの内容でした。

まさしくその通り!と思います。
だって単なる知識・技術ではコンピュータの方が断然強い。
どれだけ知っているか、パワーがあるか、といったことはひっくり返っても機会には勝てません。

でも機会の弱み、そして人の強み、それは”関係性”だと思います。

繋ぐ力、そこから融合、発展させていく力。
相乗効果を生み出す関係性の構築。
これは人間の特権ですよね。
それってまさしく”メタ能力”と言えると思います。

でも、これがなかなか難しい。
ネットの誕生で誰でも世界中にアクセスし、あらゆる情報を手に入れられるようになっているのだから、何でも繋ぎたい放題、やりたい放題、のように見えます。
けれど実際はむしろその逆で、情報量、複雑さに対応しきれず翻弄されている状態。
自分の生き方に必要なものをピックアップしてメタ化し、うまくやっていけるのはほんの一握り。

努力不足、といってしまえばそれまでなのですが、これだけ変化が激しく、方向性の見えない現代では一人ひとりの心がとっても忙しい。
降り注ぐ情報に、みんな心も頭もパンパンです。

だからまずはシンプル化することが必要だなと感じます。

絡まっている糸を解くように。
スッキリ一本の糸になるまでシンプルにする。
そして全体像を見据えてもう一度結んでいく。
シンプルにしたりコンプレックスにしたり自由自在。

でもシンプル化がこれまた難しい!
人って根本的に前進中毒だし。
でも前進してきたなら出発した最初の地点があるはずです。
その最初の出発点まで戻ること。
思えば人ってどこが出発点がわからないまま進んできました。

でも変化って”どこからどこへ”だから出発点がわからなければ方向性もわからないし本当の変化もできません。
出発点を知る、シンプル化するためには、そもそも人間って何をどう”認識”してきたのかを理解することが欠かせないと思います。
どんな”認識メカニズム”で言葉を使って、知識や技術を生み出し、関係性を構築してきたのか。

ややこしそうに見えるけれど、知識や技術の土台には言葉があって、
言葉の土台には認識があります。
今までは知識・技術をゲットすることにフォーカスされてきましたが、今や新しい知識・技術が生まれない頭打ち状態なのです。
だから大元の”認識”まで戻って現在地を観てみることが必要なのではないでしょうか。
認識から整理することで、シンプル化して”メタ能力”も身につけられると思います。

やっぱりシンプルスッキリ最高に楽しく生きていくのがイイです。
誰もが”メタ能力”を持って、アイディア溢れるワクワクした時代をみんなで創っていきたいなあと思います。

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