2013年12月22日日曜日

モノづくりからヒトづくりへ

2013年も残り後わずかとなりました。
個人的にも社会全体でも変化が激しく目まぐるしい一年でした
そして2014年はますます激動の年になるのだろうなあと感じています。

2014年、日本はそして世界はどんな方向性へ向かっていくのかと考えた時、

私は教育革命の時代が到来すると思います。

乃ち、モノづくりからヒトづくりへ

今までにない新しい教育、新しいヒトづくり、その先陣に立つのが日本ではないでしょうか。

今、世界はアメリカと中国のG2で動いています。
しかし中国がアメリカを抜き、G1体制となるのは時間の問題です。

国の成長の指針となるGDPは、社会プレートの移動によって上昇します。

歴史の流れを大きく分けると、農業のプレートから産業のプレートへと移動し、成長してきたのが今まででした。
イギリスの産業革命に始まり、先進国は飛躍的に発展を遂げてきました。
しかし、今新しいアイディア、ニーズが生まれず頭打ちの状態です。
先進国において産業プレートはすでに飽和状態。
モノは豊かになり、食べることに困らなくはなりましたが、
少子高齢化、格差社会、雇用不安といった問題をどの先進国も多かれ少なかれ抱えています。
ここを突破する道がみえない現地点。
その中で中国は、まだまだ農業プレートの人々が億単位で控えています。
何億人もの消費欲求、それに対する供給がものすごい勢いで中国を動かしています。
けれど、その行き着く先は今の先進国と同じです。
それ以上に貧富格差、ストレス、プレッシャーが強くなる可能性も十分にあります。
中国だけでなく、インド、その他の途上国も同様の道を進んできます。

今、先進国は次のプレートへと移動していく必要があります。

それが教育革命であり、ヒトづくりだと私は思います。

一人一人が尊厳をもち、主体性、自立心を持って、揺るがない不動心を立てて生きること。

そうした人と人との繋がりをつくっていくこと。


産業プレートから尊厳プレートへ

資本主義から人本主義へ

モノづくりからヒトづくりへ


アベノミクスはモノづくりを推進していますが、モノづくりで成長するのは中国です。
これだけ物や商品が溢れている先進国では大した消費欲求、ニーズは生まれませんし、活性化しません。
物や商品を消費するだけのパターンを変えて、やる気、感動を生みだす消費パターンを創ることが大切ではないでしょうか。
それができるヒトをつくること。
その鍵となるのが日本であると私は確信しています。

ヒトづくり、新しいプレートへの移動を妨げる最後の障壁が観点・判断基準の問題です。
観点・判断基準の衝突が避けられないから争いが終わらない、解り合えない。
けれど観点・判断基準を統一しても画一化してしまい、創造性がなくなるという問題があります。

この観点、判断基準の問題、ジレンマをどうクリアするのかが、大きなニーズとなっています。

その突破口が、日本の和心、おもてなしの心、わびさびです。

観点・判断基準の違い、不完全性を全て包み込める「和」。
この和の精神を論理体系化し、新しい教育として全世界に発信していくこと。
新しいヒトづくり、新しいプレートへの移動、新しい職業・雇用の創出、新しい経済の循環を生みだすものであり、本当の平和づくりの根幹を成すものだと思います。

2014年、日本の時代における役割はとても大きいものです。
新しいプレートへ向けて日本全体が一丸となって世界に発信していきたいと思います。


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