2014年4月21日月曜日

尊厳City福岡

昨日、日韓ビジョンフォーラムに参加してきました。

3ヶ月に一度、福岡で開催されている大きなイベントです。
発足してからもうすぐ3年になるそうです。
ここ1年半ほど、私もKANSAI FIELDメンバーと一緒にほぼ毎回参加してきました。



今回のテーマは"アジアのルネサンスはどのようにして興るのか"

奇しくも先週KANSAI FIELDが開催したイベント
"関西から始まるアジアのルネサンス"
と同じく"ルネサンス"がテーマでした。
この偶然の一致は、もう日本からアジアのルネサンスを巻き起こして行くしかない!という気持ちです。
私の勝手な思い込みですが(笑)
でも、そう思えるほどに2014年は世界全体が激動の時だし、日本はその中でも特に厳しい状況にあります。
同時に新しい変化を模索する動きも大きくなっていて、時代のプレート自体が全く新しく生まれ変わる前の生みの苦しみのような状態にあるように観えて仕方がありません。

そんな中での今回のフォーラムでしたが、すごい場でした!
なんと、韓国の若者代表で3名が舞台に上がったのです。
日本の若者も3名代表として出て、

韓国側は、日本の立場になって、
日本側は、韓国の立場になって、


それぞれ主義主張し合うという歴史的にも前代未聞の構成でした!
ちょっとイメージしにくいと思うのですが、
例えば、靖国神社の問題について、
韓国の若者は、日本人になったつもりで、日本側の論理、正当性を述べるのです。
そして日本の若者は、韓国人になったつもりで、韓国側の論理、正当性を語るというものです。
今、日韓の関係性がここまで逼迫している中で、こんな会が催されるのは信じがたいことです。
日韓、どちらの若者もとても堂々としていて見事なプレゼンでした。
理がしっかり立っていて、会場から何度も、お~、という感心のどよめきが起こりました。

何よりも、韓国の若者が、海を越えて日本に来て、日本人の前で、日本語で、日本の立場に立って、日本の主義主張をするという、その勇気、姿勢は感無量でした。

本当に言葉では言い尽くせないほど、感謝と感動で心がいっぱいです。

韓国の反日教育というのは半端ではありません。
日本が韓国や中国に対して、嫌だなとか怖いなとかってぼんやりと感じているレベルではないのです。
幼少期から国の政策として、徹底的に教育されます。
その中で育ちながら、
このままでは問題は何も解決しないのではないか、
本当に幸せな未来をどうやったら創れるのか、
と疑問をもって、社会に向き合っているのです。

今回、若者たちのディスカッションを聞きながら、改めて歴史認識問題に囚われていては何一つとして解決できないと痛感しました。
歴史を知ることはとても大切なのは間違いありません。
けれど、あくまで過去のことであり、本当は何が起きていたのか、事実は知りようがないのです。

歴史認識は、”観点”と”観点の解析の結果”です。

日本から観たら日本の、韓国から観たら韓国の正当性があります。
それはどの国でも同じことです。
大統領を暗殺した人が、方やテロリスト、方や英雄。
国だけでなく、個人のレベルで見ても、
アップルと聞いて、りんごと思うか、スマホと思うか。
規模は違えど、基本は同じ。

どんな観点で、どう解析するか、それだけです。

だから自分の観点に固定されたまま解析した結果だけを見て正当性をお互いに訴えても、
分かり合える道は永遠にありません。

観点が何なのか、
どういう仕組みになっているのか、
どうリセットして、リクリエイトしたらいいのか、

観点の問題をクリアしないことには国も個人も分かり合えない。
それをこの福岡訪問の2日間で痛いほど感じました。

観点の問題を発見し、論理とイメージで明確に整理整頓したのが
観術創始者であり、日韓ビジョン同盟韓国代表のNoh Jesu氏です。

18年前に福岡で発見して以来、
観点の問題をクリアして新しい未来へとプレートチェンジを起こすのは日本からだと、
一貫して発信し、活動し続けておられます。
Nohさんのその意志がどんどん拡がっているのを、今回の日韓ビジョンフォーラムで感じました。
最初に参加していた頃と、会場の雰囲気が全然違うのです。
みんな話を真剣に聞いているし、質問もシャープだし。
満員御礼で会場全体が一つになって、とても感動的な会でした。

福岡という街が、
観点の問題を超えて、
人の無限の可能性を活かしあえる安心と信頼の尊厳Cityのモデルとなっていく、
そんな未来がこのフォーラムで観えました。

次回は9月7日に1000人規模で開催するそうです!
その時にはどんな福岡に出会えるのか、今から楽しみです。
ファイル:Acrosfukuoka01.jpg

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