吐息にゆらめく灯火のように
繰り出す一言を儚く感じていた
消えゆく陽炎のように
流れ行くせせらぎのように
踏み出す一歩に心が震えていた
息をすることさえままならない中
砂を踏み
霧を掴んでも
止まることはできない想いがあった
そうして今、一本の道に辿り着く
知るべきことを知り
見るべきものを見て
成すべきことを悟り知った今
そうだったのかと
眠っていた時代の意志が
胸の奥から叫びをあげる
目の前に一本の道がある
人々が集い
全てを抱きしめるうねりを感じる
一本の道に立つ
臆することなく言葉を発しよう
ためらうことなく一歩を踏み出そう
道の先の一点へ向かって
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