2014年8月15日金曜日

本当の問題とは

韓国での研修を終えて、福岡に来てから1週間が経ちました。

福岡は街が広々としていて、
人あたりも柔らかく、のびのびと過ごしています(^^)

大阪でも韓国でも、福岡でも、
それぞれにいいところがあって、それぞれに問題点、改善点があります。

多様な出会いをする中で最近よく思うのが、
本当の問題とは一体何なのか
ということです。

世の中の問題点をあげればキリはありませんが、
いくつか思うところを深めていきたいと思います。

今日はミクロな観点から人間一人ひとりの問題について。

人間は、

自分がなぜ生まれたのか
なぜ見えたり、聞こえたりするのか
なぜ生きたり死んだりするのか
なぜ食べるのか
なぜ周りと関係性を構築するのか

等々、全く根拠がわからないまま生まれてきます。
例えるなら飛んでいる矢のような状態です。
どこから飛んで来たのか、的がどこかもわからない状態。
この地球、社会という中に、ポーンと放り出されるようにして人生がスタートします。

生きる根拠も、自分の意志や判断の根拠もわからない虚無感
自分が何もわかっていないこと、更にそのまま死んでしまうことへの恐怖
自分自身とも、周りと繋がれない不安

そんな想いが不信となって心を苦しめている、
これは人間共通の問題ではないでしょうか。

もちろん、環境に恵まれ、人に恵まれ、バイタリティある素晴らしい人生を送っておられる方もおられます。
そうした人たちには、不信なんてものは克服しておられるでしょう。
けれど、最後には自我統合できずに絶望してしまう、というのがほとんどの人間のパターンです。

不信をベースに出発し、この激しい競争社会の中で、
自分が蓄積してきた経験、体験、知識、イメージを基準にして生きていくことは、
とても不安で苦しいことです。
私自身、根拠がない判断基準を使って生きていくことに、強烈な違和感と不安を抱えていました。

人間は一度体験、経験してしまったことをリセットすることがとても難しい生き物です。
いつでも赤ちゃんのように真っさらな状態になってやり直せたら
どんなに可能性に満ちてワクワクな生き方に変わるでしょうか。

自分が体験、経験したことを全てリセットしてゼロにできる技術、それが観術です。
私はこのゼロ化できる観術に物凄い可能性を感じています。

一人ひとりの生き方にはそれぞれ色んな問題があると思いますが、
昔からずっと人類が抱えている人間共通の問題点ではないかと取り上げてみました。
皆さんからもぜひ率直で多様なご意見をいただけたらなと思います(^^)

次回はマクロな観点から問題意識を深めていきたいと思います。
福岡の魅力も発見するたびに発信していきます☆



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