終わりましたー。
濃ゆい東京滞在でした。
本番ギリギリまで、渋谷でみんなとスピーチしたり、チラシを配ったり。
東京の街の人たちにもたくさん話しかけました。
杖をついてゆっくり歩いていた白髪のおじいさん。
"こんにちは、日本は好きですか?"
"キライ"
"日本人は好きですか?"
"キライ"
"人は好きですか?"
"キライ"
"自分は好きですか?"
"キライ"
おじいさんの口元はずっと固く引き結ばれたまま。
"日本は強いと思いますか?"
"知らん"
"戦争で亡くなっていった人たちは、こんな日本をつくりたかったわけではなかったと思うんです"
"知らん"
"戦争で生き残った人たちは、こんな日本をつくりたかったわけではなかったと思うんです"
"知らん"
頑なな表情。
"死んだ者は何も言えん。
私は全部見てきたんだ"
最後にそう言い捨てて去っていきました。
胸に突き刺さるようでした。
あの白髪のおじいさんは、どれ程の想いを、言葉を飲み込んできたのでしょう。
その結果、どんな想いで、"キライ"だと、"知らん"と言ったんでしょう。
私には測りきれないけれど、
悔しさや悲しさや、やるせなさ、色んな想いが混じって、
涙を堪えながらチラシを配っていました。
日本、目覚めろ。
もう、あのおじいさんに二度とあんなことを言わせないためにも。
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