2016年6月20日月曜日

日本がキライな白髪のおじいさん

第2弾 Japan Mission Project in Tokyo!

終わりましたー。

濃ゆい東京滞在でした。

本番ギリギリまで、渋谷でみんなとスピーチしたり、チラシを配ったり。

東京の街の人たちにもたくさん話しかけました。

杖をついてゆっくり歩いていた白髪のおじいさん。

"こんにちは、日本は好きですか?"
"キライ"

"日本人は好きですか?"
"キライ"

"人は好きですか?"
"キライ"

"自分は好きですか?"
"キライ"

おじいさんの口元はずっと固く引き結ばれたまま。

"日本は強いと思いますか?"
"知らん"

"戦争で亡くなっていった人たちは、こんな日本をつくりたかったわけではなかったと思うんです"
"知らん"

"戦争で生き残った人たちは、こんな日本をつくりたかったわけではなかったと思うんです"
"知らん"

頑なな表情。

"死んだ者は何も言えん。
私は全部見てきたんだ"

最後にそう言い捨てて去っていきました。

胸に突き刺さるようでした。

あの白髪のおじいさんは、どれ程の想いを、言葉を飲み込んできたのでしょう。
その結果、どんな想いで、"キライ"だと、"知らん"と言ったんでしょう。

私には測りきれないけれど、
悔しさや悲しさや、やるせなさ、色んな想いが混じって、
涙を堪えながらチラシを配っていました。

日本、目覚めろ。

もう、あのおじいさんに二度とあんなことを言わせないためにも。



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