2017年9月9日土曜日

韓国ツアー旅行記②〜日韓の裏にあるイデオロギー紛争〜

今回の第4回日韓交流フェスティバル"ヌリッショ!"では、オプショナルツアーもついていました。

ヌリ路という名前のツアーで、ソウル、大邱、釜山など、各地域の歴史や街並みに出会うツアーです。

ヌリ路開発に大きく尽力したのが、折笠 守拙さん。
4文字熟語みたいですが、立派な名前です。

私は大阪にいた頃に一緒に仕事していたことがあるんですけど、歴史地理学をこよなく愛するオタク、ではなくエンターテイナーな岩手県民です。
いや、褒め言葉のつもりです。
本当になかなかいないキャラで、日本人初の観術講師でもある折笠さんは、人を笑わせる天才であり、老若男女誰とでも仲良くなれる不思議な人ですね。

ヌリ路ツアーはいくつかコースがあったんですけど、私は折笠さんがガイドする大邱の近代歴史を巡るツアーに参加しました。

大邱の裏路地から始まり、宣教師の家、大聖堂、薬令市、大邱近代歴史博物館などを巡り、楽しくも歩き疲れてヘトヘト。

ツアー内容の詳細を語ったらネタバレなので、語りたい気持ちを抑えておきますw
ぜひ参加してみてください。
ふつーの観光ツアーじゃないですw

でも、ちょっとだけ感想を。
歴史地理オタク、ではなく歴史地理に詳しい折笠さんの説明を要所要所で聞きながら、日韓に対するイメージが全く変わりました。

今でも日本では嫌韓、韓国では反日が喧しいです。
けれど、そんな現在になった原因を紐解いていくと、アメリカ、ヨーロッパ、中国、ロシア、色んな国の関わりの上に成り立っていることがよく見えてきました。

そして、そうした国々の利害関係、協力関係、争いを生んでいる土台にあるのが、共産主義、自由主義のイデオロギーの対立。

国という境界線以上に強烈なのが、イデオロギーという境界線です。
日韓は、共産主義と自由主義のイデオロギー紛争に巻き込まれ、今だ争いが続いている国の代表です。

反日、嫌韓で争うのではなく、イデオロギー紛争をどう解決するのかという共通の問題、共通のビジョンに向かって取り組んでいける時、それが日韓の境界線を突破していくひとつの大きな路ではないかと思いました。
特にイデオロギーという境界線をゼロ化させることができる認識技術が生まれた日本から、率先してこの問題に取り組んでいきたいと思うんです。

世界各地にも、イデオロギー紛争で苦しんでいる国はたくさんあります。
韓国のお隣の北朝鮮も然りです。

一番近くて遠い国である日韓がイデオロギー紛争の問題を超えて融合へ向かう時、世界全体を平和のパラダイムへ大きくシフトさせていく路を切り開いていけるのではないかと思います。

近代歴史を知ると、韓国がますます好きになりました!
あと、自分の歴史に対する無知さも反省。。。
ちょっとずつ学んでいきますー。
あ、歴女・歴男(こんな言葉あるのか?)の方いたら、ぜひ色々教えてください。

韓国ツアーについては今日はこの辺で。


ご訪問ありがとうございます。
このブログが間(あわい)となって、皆さんとの関係性が深まっていきますように。





スタートは折笠さんから全体像の説明でうs


折笠さんからの説明にみんな真剣です


大聖堂
韓国はキリスト教がかなり根付いています

3.1独立運動の時に歩いた坂道です


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