波打つ岸辺に立ち
海の向こうのあなたを見つめる
そんな朝を幾度迎えただろう
瞬く星を見上げ
同じ空を見ているあなたを想う
そんな夜を幾度過ごしただろう
大陸のエネルギーの結晶であるあなた
詩を愛する豊かな感性
論理鋭く冴える知性
心震えるような熱情
かつてあなたとヒトツになった時、
自分の半身が帰ってきたような
深い安堵と喜びが私を満たした
陸と海のエネルギーがヒトツになって
新しい世界が胎動し始めていた時、
しかし、東から来た巨大な風に
私は倒れ
あなたは二つに断ち切られた
あなたが切られた痛みは、私の痛み
あなたが流した血涙は、私の血涙
あなたの恨魂は、私の恨魂
必ず
必ず迎えに行く
再びヒトツとなるために
私たちの恨魂を世界に爆発させ
新しい時代を誕生させるために
だから今はもう
海は見ない
夜空を見上げはしない
只々、あなたとの未来だけを観るのだ
0 件のコメント:
コメントを投稿