2015年10月22日木曜日

観点の障壁

日曜日に開催された日韓交流フェスティバル”Nuritsyo!”1day。

韓国からシム・ジェシンくんを初めとして3人のワカモノが来福してくれました。

ほんっとにいい一日だったな~。
感動で何度も泣きたいくらい心が動かされました。

韓国と日本って一番近くて遠い国と言われているだけあって、
真逆なくらい違います。

文化、コミュニケーション、考え方などなど。

例えば、ご飯で最後に一つ残ったおかず。
日本人だったら遠慮して食べないけど、
韓国人は食べたければ食べる、食べたくなければ食べない、とか(笑)

自国に対して誇りをもっているか、もっていないか、とか。

まずは違いを理解することが大切だなと改めて思いました。

どういう背景があって、なぜそのような判断基準、観点、思考方式が生まれたのか。
正しい正しくないではなく、まずはお互いの立場にたって理解すること。

日本と韓国だけでなく、何でも誰に対してもそうですね。
でないと話が始まりません。

今回、韓国のワカモノたちのナマの声を聞けて、
色んなぶっちゃけトークができたのが本当によかったです。

違いが際立って、境界線が明確に見えるからこそ、
そしてそこに対して理解があるからこそ、
その違いを疎通させよう、境界線を越えようとうする意思が生まれる。

そんなみんなの心の寄り合いが、泣きたくなるくらい胸をうちました。

同時に、普段日本の中では、
違いや境界線が曖昧にされっぱなしになっていることを痛感しました。

日本人は良くも悪くも心優しく争いを嫌います。
違いを嫌い、共有共感を好む。
みんなと同じになろうとする。

でも、わかるわかるー、という共感の言葉は本当に疎通に成功しているのか甚だ疑問です。

当然一人ひとりの観点、判断基準はみんな違います。
だから分かり合うって難しいですよね。
身近な人ほど、本当は一番遠い人に感じることってみんな意外とあるのではないでしょうか。
私はずっとそんな思いを抱いていました。
観点の問題を知るまでは。

観点の違い、不完全さを超えずして、疎通はありえません。

単一民族で、曖昧な文化の強い日本の中だけでは、この観点の問題に気付きにくいなあと、
韓国との交流を通して感じました。

だからこそ日韓の交流が、日韓の関係性の改善だけでなく、
日本の中での身近な人間関係の改善にも大きな貢献になります。

水面下に潜んでいる観点の障壁を突破して、本当の意味で大きく一つになっていく。

そんな感動のストーリーを日本からつくっていきたいと思います。



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