2015年6月24日水曜日

集団クラウド

人間は集団に属さずして生きていけません。

尊敬するある方がおっしゃっていました。

人間は、
必ず
ある集団を選択し
その集団を学び
その集団の中でヒーローになろうとし
他の集団を攻撃する

聞いた時はあまりピンときませんでしたが、なるほどその通りと今なら実感します。

例えば、
家庭を失ったとき、
会社が倒産したり、リストラされたとき、
学校でつまはじきにされたとき、

多くの人はとても心もとない心境になります。
今まで属していた環境、守られていた背景がなくなった途端、
大海原に投げ出されたような感覚を味わう人がほとんどではないでしょうか。
そして意志ある人は、そこから復活し、また新たな集団を選択します。


人は一人では生きていけない

というセリフはよく聞きますが、それならば集団で生きるのは当然ですね。

よくよく見てみれば、全ての生態系は連鎖し、循環しているし、
宇宙は重力によって一つにまとまっています。

科学者の探究方法は、ある部分事象を取り上げて、
そこから細分化して共通の法則性を見出そうとしています。
しかし、この探究方法自体が誤りであることを多くの科学者が気づきだしています。

繋がっていないものなど、関係のないものなど
何一つとしてこの宇宙空間内には存在していません。

時間、空間、存在は全てチームプレイをしているのです。

それならば人間も集団になるのは当然。
そして他の集団を攻撃することで、進化発展してきた歴史でもあります。

日本人は、群れる習性が強いですが、集団は嫌います。
それは、平和を愛する精神をもつ日本人にとって、
集団の境界線が明確になると、集団同士の異質性により争いが始まるからでしょう。
何より、70年前、天皇を中心にして最強の集団で戦い、
歴史上ないくらい徹底的に敗北した傷がまだ深く残っているのだと思います。
もう二度と熱くはならないという決断を胸に秘めて。


今まで人類は集団がつくってきたルール、常識、判断基準などに追従していました。
幾重にもなった集団知能、集団クラウドの上で、
人は自分の考え、感情、言葉、行動が自分独自のものと思い込んで生きていたのです。

それは集団知能、集団クラウドを突破する道具がなかったから。
観術創始者であるNoh Jesu氏はそれを突破するイメージ言語という道具を発明しました。

集団知能、集団クラウドを超えて、
集団から分離独立した意志決定を行える一人ひとりになった時に、
争いではなく、追従ではない
本当の意味でのチームプレイができる集団をつくることができると思います。

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