境界線をひいてひいて
いつしか無限の境界線の中で自分を見失い
いつしか誰かにひかれた境界線の中で生き詰まり
境界線はそのまま傷となった
自分にも
相手にも
止めようもなく増え続ける見えない境界線は
その数だけ涙となった
涙は傷を癒すことはなく
ただ痛みが刻み込まれる
なぜ、こうなったのか!?
声なき声が心の中をこだまする
消せない境界線
それなら全て壊れろと
ぶつけようのない想いが心の中を荒れ狂う
境界線の前に、無力さが足を止める
それでもと、最後に伸ばした手の先に
かすかに見える微かな光
行け!
その先は
無境界線
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