2016年2月7日日曜日

山下将軍に観る大和の心

山下 奉文将軍という人を知っていますか?

歴史好きな方はご存じかもですね。
私は、観術創始者のNoh Jesuから聞いて知りました。
素晴らしいよ~とNohさんは言っていました。

気になってちょこっと調べてみたのですが、
ホンマに素晴らしい。

簡単にご紹介しますね。

1941年、真珠湾攻撃によって開始した第二次世界大戦。
同時にイギリスが東洋支配する要衝であったシンガポールもとろうと走っていました。

当時、シンガポール要塞は、英・豪・印連合軍と華僑抗日義勇軍で、
その勢力は13万余りでがっちりと固められており、難攻不落と豪語されていたところです。

対する山下将軍率いる部隊はわずか5万。
軍備も全然違います。
歩兵、砲兵、戦車などの連携。
なんと、自転車部隊もあったのです!
自転車、舟、戦車をフル活用して、
マレー半島のジャングルが広がる1100キロの行程をわずか2か月足らずで突破したのです。
そしてイギリスが予期しなかった方角から攻め入り、見事シンガポール要塞を陥落させました。
その後のパーシバル将軍とのやり取りでの”イエスかノーか”も有名です。

この功績を通して、山下将軍は”マレーの虎”との異名をとりました。
本人はこの呼び名が好きではなかったそうですが。

数字や戦略だけ見ても本当にすごいものですが、

これを成し得た山下将軍の知恵、リーダーシップ、
そして団結してやり通したフォローシップ、
これらを深く支えていたアジアを解放するという日本人のミッション、

こうした意志や心に感銘を受けました。

山下将軍は、非常に学識も深く、志高く、
無実の罪で処刑されながらも堂々としていたそうです。

日本人一人ひとりの倫理観の回復の必要性、
科学技術を賞賛しながらも、核兵器などではなく、平和の力に使うよう説き、
女性の活躍拡張をうたい、
子どもの教育の重要性を発信していました。

これぞ日本人、ととても誇らしい気持ちになります。

山下将軍の辞世の句です。

満ちて欠け 晴れと曇りにかわれども   
   とわに冴え澄む大空の月

句のセンスはないので、意味は把握しきれませんが、
条件状況に左右されない不動の心を貫いた彼の生き方・死に方が
この句に凝縮されているように感じます。

素晴らしい多くの日本人たちが戦争の時に亡くなりました。
もう二度とこんな思いをしないように、
生き残った人たちに託して。

けれど、アメリカの属国となり、
死んでいった人たちの想いを発信することは許されない状況でした。

戦後70年、日本はずっと言葉を飲み込んできた。
言葉を奪われ、
考える力を奪われ、
モチベーションを奪われ、
笑顔ロボットと変わらない。

けれど、その奥の深い深いところには戦争で亡くなった人たちの心が、
日本に根ざしている大和の心が宿っています。

西洋の時代があらゆる分野で末期状態の今、
時代が日本の大和の心に語りかけています。

2016年、日本はどこにいたのか、自分はどこにいたのか、

今後の方向性を大きく決定していくターニングポイントです。

何か少しでも心に触れるものがあれば、勇気をもって一歩を踏み出してほしい。
私自身、さらに大きく一歩一歩を歩み続けていきたいと思います。



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