博多の街行く人に聞いてみました。
なかなかふつー考えないテーマだと思いますが。
みんなにとって日本と自分がどんな関係性に見ているのか知りたくて、あえて聞いてみました。
多くの人は、まずかなり悩む。
思いつかない人も多いです。
その中で、今日は二重の瞳がキレイな主婦の方に出会いました。
”子どもが住みやすい環境になってほしいけど、難しいと思う。
とにかく自分でがんばるしかない。”
ご両親は近くに住んでおらず、
幼いお子さんを預けるところがなく、
家事と子育てをしながら、パートをかけもちしているそうです。
”とにかく毎日大変。
考える心の余裕がない。”
そうだろうなーと思いました。
何でも全部一人でがんばるしかない状況。
それで心の余裕をもつってかなり厳しいですね。
なぜ一人でがんばらないとダメな世の中になっているのでしょう。
”子ども一人育てるのに村ひとつが必要”
このように言われています。
そして昔はその通り、村全体で子供たちをお互い面倒見合って育てていました。
特に日本は和心やおもてなしの心。
配慮、気遣い、チームプレイといった点では、世界に類を見ない国でした。
しかし、戦後、アメリカの個人主義の教育によって、繋がり、関係性がどんどん切られ、
さらに資本主義の海に放り込まれて、個人にプレッシャーがかかり続ける毎日。
そこに努力家でまじめで、人に迷惑をかけてはダメ、という日本精神が乗っかって、
”自分一人でがんばるしかない”
という状態を蔓延させています。
このフラクタルが止まらない。
個人主義、資本主義の末期。
日本が先陣を切っていますが、遅かれ早かれ他の国も迎えることになります。
だからこそ日本が突破していく必要があるし、
突破できるのは日本しかありません。
”自分一人でがんばるしかない”
この”自分”に対する再規定を可能にさせる認識技術が日本で生まれたから。
”自分と自分の宇宙は無い”
このイメージに対する明確な規定、
そして”無い”ところからどのようにして”有る”が生まれているのか。
この意識の作動原理を、
宇宙の作動原理、コンピュータの作動原理と矛盾なく繋げて体系化したのが、
日本オリジナルの認識技術”観術”という教育です。
博多で出会った女性は、ハキハキした物言いの美人さんでした。
けれど二重のキレイな瞳の奥に、どれほどの不安で傷ついている心があるのか。
傷つかないように、しっかり心をガードしようと必死なのか。
多くの人の心が傷だらけです。
傷とも気づかないくらいに。
今の時代に、日本に、生き方に、自分に、
少しでも疑問や違和感を持つなら、
新しい時代へ、日本へ、生き方へ、自分へ、
少しでも希望や可能性を感じるなら、
勇気をもって一歩を踏み出してほしい。
その一歩一歩が時代を大きく変えていくと思います。
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